この方は奥歯を中心に何度も虫歯になり、治療を繰り返しています。しかし、下の前歯は一度も虫歯になったことがありません。
下の前歯ばかり歯磨きしたからではありません。
実はすべての歯が同じように虫歯になるわけではないのです。
下の前歯は虫歯にならない環境ができているので、奥歯が虫歯になっても、虫歯になりませんでした。
なぜこのように虫歯になってしまうのでしょうか?
飲食をすると虫歯菌が私たちの食べた糖分を分解して「酸」を作り出します。すると歯の表面のリンやカルシウムが溶け出します。
数分~数時間すると、溶けだした歯の成分は唾液によりカルシウムやリン酸に変えられ、歯に取り込まれて元に戻ります。
このバランスが保たれていると、
虫歯にはなりません。
虫歯を防ぐには、何が原因で虫歯ができているのか調べて改善することが重要です。
当院では唾液検査などを用いて、虫歯の原因や虫歯になりやすい体質かどうかを検査することができます。
唾液検査キット
唾液検査の結果例
6歳頃になると永久歯が生えてきます。
その前にお口の中を虫歯になりにくい環境にしてあげることで、永久歯の虫歯を防ぐことができます。
このグラフを見ると、6歳以上で来院するお子さんはすでに永久歯が虫歯になっていたり、口腔内の環境を整えるのが間に合わないために、永久歯の虫歯0を達成することが難しくなっています。
一方、初診時の年齢が5歳以下のお子さんは12歳になってもほとんど虫歯0を達成しています。
乳歯が生えたら受診をおすすめします。
これだけ乳歯にむし歯があっても、永久歯が生える前に口腔内をむし歯になりにくい環境にすることで、永久歯のむし歯0を達成することができます。
虫歯菌の感染、定着から歯を守るためにも、乳歯が生えたら受診をおすすめします。
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